ぱぴブログ

さんたろのブログ

ゲーム開発が好きな人のひとりごと

プログラミングと出会った大事な年 記念すべき第一歩

 

はじめに

今年(の春から)は本当に様々な変化があった年だった。

何より楽しかった。楽しくて無我夢中だった。

自分の道を見つけた大事な年であり、

今までの人生で一番楽しかった年であった。

 

ブログとして今の私を残そうと思う。

 

本当はカテゴリごとに綺麗に分けて話したかったのだが

上手くまとめられなかったので時系列順でだらだらと書いていく。

 

 

大学に入るまでの私 ~敷かれたレールを渡るだけの生活~

別に大学に入るまでの約20年間を全否定するわけではない。

公園で遊んでいた小学生、

学校の勉強ばかりしていた中学生、

宿題をこなすだけだった高校生。

今思えばそれなりに楽しんでいたし、

昔の行いによって今の自分があるとも思う。

 

しかし私はいつもどこかに感じていた。

今の生活は充実していない」と。

周りから与えられる楽しさはあっても、

自分で発見した楽しさはなかったように今は思う。

他人の目も気にせず楽しさを追いかける兄や友達には憧れたものだ。

そして何か足りないと感じながら2018年春、大学生活が始まった。

 

 

一人暮らしは気持ちを解き放つ

私の通う大学は実家から遠く、一人暮らし生活が始まった。

「一人暮らしも慣れればたいしたことない」

とよく耳にするかもしれないがそれは生活面の話である。

 

普段当たり前のようにいた家族がいないというのは、

メンタル的にはとても大きな変化だろう。

家族と一緒にいるときは無意識のうちに自分を制限してしまっているものだ

私も後から気づいて驚いたが...。

 

実は入学当時私はプログラミングのプの字も知らなかった。

大学に入った当時イラストを勉強したかったのだ。

今は忙しくてしていないが、イラストも実家暮らしでは触れることはなかったかもしれない。

 

なんとなく入ったサークル プログラミングとの出会い

私が通う大学にはプログラミングサークルがあった。

大学見学会で見たサークル紹介では、

わりと大規模でゲームなども作っているということから興味があった。

 

実際に行ってみるとびっくり仰天部室が狭い。

部員数も少ない(幽霊部員が多いだけだが)。

 

正直このサークルに入ろうと思った最初の理由は

「先輩がいい人そうだったから」である。

 

そしてサークルで始まるC言語講座。

printf("Hello World");

Hello Worldが出力されますだって...

 

むちゃ面白いやん

 

それまでパソコンすらまともに触ってなかった私は一種のゲームのように感じた。

文章で書けば正直これだけである。

パズルや謎解きみたいなプログラミングにハマってしまっただけなのである。

 

今思えばこのサークルに入り、

1年の春にプログラミングに出会ったことは本当に幸運だった。

 

 

初めての独学

それからというもの図書館で本を借り、ネットで記事をあさり、

人生初めての独学生活が始まった。

 

Cの入門書や興味のある本を何冊も読み、

競技プログラミングで問題を解くということを繰り返していた。

なんとなく本を読んで学んだ気になっていた時期が

8月ごろまで続いた

 

 

増え続ける興味 暇さえあれば勉強

不思議なもので一つのことにハマると

その周りの分野にも興味が出てくるもので。

様々なプログラミング言語、フロントエンド、バックエンド、

ネットワーク、電気電子系の分野も...

 

いつからか何かを成し遂げるための勉強ではなく、

新しい知識・スキルを身に着けること自体が

楽しくてしょうがなくなっていた

 

暇さえあれば勉強がしたいという今の私は9月ごろに完成した。

ゲームをすることより、カラオケに行くことより、

友人と飲みに行くことより自分を磨くことが楽しかった。

 

 

大学とアルバイト

独学が楽しくてしょうがなくなると、大きな問題が生じる。

独学以外の全てのことが面倒に感じてしまうことだ。

私の場合は大学の講義とアルバイトである。

 

自分で学ぶスピードには敵わない

私は情報系の大学に通っているとはいえ、1年生でやるのは

数学物理英語など高校の復習と軽い応用、

知識教養と銘打ったごとくのグループ活動、

プログラミングはCの基本だけである。

 

内容も退屈なものが多いが、単純に学習効率が悪い

学びたいことは山ほどあるのである。

必要になったときに必要な知識をつけていかないと、

とても4年で満足のいく実力はつかないだろう。

 

私は大半の講義は技術書を読むかコードを書き、

テスト前に勉強をするということをしていたが、

講義中に自習を許さない先生もいてとても腹立たしかった。

 

正直今でもこのまま大学に通うべきか悩んでいる。

大学には共に学ぶ仲間がいて、環境があって...

情報系の企業に就職した方がきっと実力はつく

しかし今あるすべてを捨て、イチかバチかの行動を起こす勇気は

私にはたぶんない。

 

あと3年と少し、大学へ通う意義を悩みながら過ごしていくだろう。

 

仕送りに頼る生活はアリ?ナシ?

大学には行きたくて行くんだから必要な金は自分で稼げ

みなさんはこの考えに賛成だろうか。

私は入学当初はアルバイトをするのは当然と思っていた。

しかし今思えば昔の私を殴りたい。

 

そもそもアルバイトとはなんだ。

それは大学生活の時間を売っているのである。

あなたは大学に何をしに来た?

4年間学ぶために来たのだろう?

金を稼ぐためじゃない。稼ぎたいなら就職すればいい。

わざわざ勉強の時間を作っているのにそれを安く売るのは無駄である

卒業したらどうせたっぷり稼ぐのである。

金は取り返せても、時間は返ってこない。

 

もちろんアルバイトをしないと大学に通うこともできない、

というのなら話は別だ。

私もそうで、だから今もアルバイトをしている。

大学と違い、働かなければ食べてもいけないので悩むことも少ない。

 

ただ少しでも時間を無駄にしないように気をつけている。

春に働き始めたバイト先は移動と準備時間に30分もかかっていた。

当然その時間は勤務時間には含まれない。

しかし時間を失っているのは事実である。

今は徒歩5分の職場に勤務している。

 

春働き始めた職場は9月に辞めたのだが、

この判断はとても賢明だったと感じる。

実際以前よりも使える時間が増えた。

 

学び方を掴んできた秋

夏休みが明け、私は自分があまりに実力がついていないことに落胆した。

半年でこれではとても4年じゃ力はつかないと悟った。

一番の原因はインプットばかりでアウトプットをしていなかったことである。

数学の公式を覚えても、実際の問題で上手く使えなければ意味がない。

 

私は本を読んでばかり、短いプログラムをひたすら書いていたばかりだった

本を読むだけじゃなくコードを書く。

新たに学んだことは記事などでまとめる。

ひとつの作品を作ってみる。

 

アウトプットの大切さは、してみたら一発でわかった。

いざ形にしようとしたらわからないことだらけなのである。

ひとつの言語を完璧に学ぶのは不可能に近い。

しかし、完璧に理解していなくてもそれを利用する力をつけることはできる

 

実際に知識を活用しようとすると、理解もはやく実力がつく。

これはどの分野でもいえることであろう。

 

私も今では、ひとつの言語を学んだらその言語を用いた作品を作り、

一定の分野の知識を学んだら記事やLTなどで整理をすることを

心掛けている

 

ともに学ぶ仲間 学びの先輩

自分の学ぶスタイルが確立し、順調に独学ライフを送り始めたが

ひとつだけ不満があった。

プログラミングを本気で学んでいる人が周りにあまりいなかったのである。

サークルの先輩は少なく、1年生だと片手で収まりそうであった。

やはり自分以外にも熱意がある人がいるほうが燃える

そんなことを思っていた12月、勉強に励む友人が主催の発表会があった。

 

私もLTとして参加したのだがそこには普段合わない先輩も数名同席していた。

そして始まる先輩たちの発表。

...半分も理解できない笑

でもとてもわくわくしていた。

研究室にはこんなにすごい人がたくさんいるのか

私もいつか追いつくために努力しようと誓った良いイベントだった。

 

これから

正直今の私は不安など微塵もない。

クリスマスも年越しも春休みも勉強を楽しむ。

やりたいことは山ほどあり、やり方も見えてきた。

ここまで熱中できるものを見つけた私は本当に幸せ者である。

この好機二度とないだろう。

日々全力で勉強し、4年後卒業するころには恥じないほどの実力を付けてみせる。

そして就職してからも精進し続けるだろう。

いまの自分に満足など死ぬまでしない